未定(仮)

大学院を休学して日々悶々と内省中

とめどないあれこれ

外側にあることが書けないだとか、対象物を描写することができないだとかそんなことどうだっていいんじゃないか、と言ってみたい。 こないだ友人と話していたときに「美味しい食べ物の紹介とかは書けるんだけれど、自分のことになるとさっぱりなんだよねえー…

重ねる

その植物がやってきたのは、私が20歳になったころのことだったから、5年前のことだったと思う。たしか、誕生日だからといって部活の同級生がプレゼントしてくれたものだったような。 もらったはいいものの、世話の方法もわからないし、そもそも世話をしなき…

プライベートとパブリックの間

彼のいうとおり移動というのは思考するのにもってこいの時間だなあと思う。 彼というのは、風のように暮らす私の先輩で、「移動」をテーマにして地域のさまざまな人とかかわりを持っている。とてもフットワークが軽くて、facebookにあげられる投稿には、いつ…

大人になるということ

我が家の日曜日の晩ごはんのメニューは必ず鍋と決まっている。どれだけ暑い夏だろうと変わらない。母親が献立を考える手間を省きたいという理由もあったのだろう、これは小さいころからの我が家のしきたりだったので「日曜の夜といえば鍋」というのが私の脳…

誰見てしゃべってんのアンタ

「あなたのためなのよ」と言いながら、自分の欲求を満たすための関わりというのが一番やっかいだ。悪意がないだけになおさら。 たまに、毒をもらったような気分になることがある。 初対面同士が集まるイベントにいくとよく出くわすマウンティング。 たしかに…

ほぐす、ゆるめる

身体について試行錯誤する時間が続いている。大学院では心理学をやってる、だけど圧倒的身体。ここ最近ずっと考えっぱなしなんだ。 今日は研究の関係で奈良のとある演劇のワークショップにお邪魔させてもらった。これが、本当にすごかった。何がと言われると…

塩梅

自分が答えを握りしめているとする。集団内の話し合いの途中でその答えを見せてしまうことにはためらいが感じられる。 自分の放つ言葉に力があると感じたとする。いい加減に放ったはずの言葉も、相手には納得顔で聞き入れられてしまうことへ怖れを感じる。 …

分かち合うために、書く

私が体験をする。 その体験した出来事について、相手にその経験の深さや質をわかってもらうためには、どんな工夫をして伝えるのがよいのか。どんな言葉を使うといいかな、話の順序はどうしたらいいかな、話をする上でどこまで前提(その出来事をとりまく周辺…

経験主義者かく語りき

エントリーしていた企業から続けざまにお祈りメールがきた、研究が全く進まない、大学院生活、教授間のダブルバインドに挟まれている…辛いし鬱だ…死にたい…という記事を書こうとしていた。だけれど、書いている途中でばかばかしくなってやめた。 高飛車なス…

身体のこと

どうやら身体があるらしい。 そんな感覚が2016年末ごろから自分のもとに訪れてきている。 容姿に気を遣うことになんてこれっぽっちの価値はない!そんな意味を込め「いやあ、どうせ体は入れ物でしかないからね」と確かに私は言った気がする。 おしゃれをして…

「ラオスにいったい何があるというんですか」

飛行機の乗り継ぎ経由地のクアラルンプール空港からこの記事を書いています。 自分の体験した出来事を文章に記すことについては、一晩置いてみたらおいしくなるカレーのようなものだで、書くまでの間にしばらく時間を置いたほうがよいと考えることもできるけ…

「読者を育てる」という視点について

読者を育てるという視点が身についた(かもしれない)。子どもの育ちに関するウェブメディアで記事を書いている。 「子どもが育つときにだいたいでるしぐさ」,たとえば「あうあう」という喃語といわれる発語,何かを指さす「指さし」の行為。情報を提供する…

Evernoteの雑記の放出1

その当時私の足を動かしていたのは、怒りや憤りだったのだと思う。 誰に対して? さあ。 2015年までの自分は「LGBTの人達が生きやすい社会をつくる」などと息巻いていた。 この息巻き感の発端は、同性の女の子を好きになった中学高校時代の経験。これいわゆ…

超ドMの話

電話をしながら「付き合う」というのはどういうことなのだろうと考えている。 そもそも人と付き合うというのは一瞬の行為ではなくて、継続的に関係をもっているという状態であるといえるので「付き合っているとは?」という問い立てが正しいかもしれない。 …

自分事としての性

たまに発作みたいに人肌が恋しくなることがある。 クリスマスが近づいてきているからなのか、週に2度のペースで隣の部屋から聞こえる夜の情事の音のせいなのか、原因はよくわからないけれど今晩はそれがきたわけ。 かといって別に何をするというわけでもない…

イベントレポート【リーダーには「編集力」が必要だ】2016.11.21

先週、渋谷がアツかった。これからの働き方を考えるTokyo Work Design Week2016が7日間にわたり開催されていたのだった。 そこで聞いた話が大変興味深かったので、この記事では「なるほど!」と思った点を中心にトークイベントの様子を紹介します。 私が参加…

学校の保健室みたいなところ

思っていたよりもメンタルが弱かった。 「そんなにしんどいなら戻ってきたらいいやんか」 おいおいと泣く私の背中をさすりながら、パートナーはそう言った。 自分が書いたwebのコラム記事のview数は日々伸びている。ということは、誰かがサイトに訪れ私の記…

人との関係をはぐくむこと

人とのかかわりの中で、結局のところ最後に残されるのは対話なんだと、今日あらためて実感した。 悲しみや怒りの感情から、反応的に即座に行動するのではなく、自分の中に湧きあがった感情の奥にどんな願いやニーズがあるのかを観察する。いったん立ち止まっ…

とりとめのない話

自分のもといた場所や環境から離れ、大きく移動をする瞬間が節目であるとするならば、私は今ひとつの節目を迎えようとしているといえよう。16日間の旅を終えた後、地元で1週間ほど休養をとり(常に休養であるといわれればそうなのであるが)、そのあと仕事を…

「生きる」と「学ぶ」をつなぐ

長らくの間、特に外部に発信したり伝えたりしたいことがなかった。これまで、日々の気づきや問いを記すのは自分だけが閲覧できる日記のみであった。気づきも問いも自身の内側にもつだけで十分だった。 「書きたいという思いが出てきたときにまた帰ってきます…

のびのびとブログを書く

今日は大阪にいる母からの手紙が届いた日でした。 胸が痛くなると同時に愛されていることへのありがたみを感じました。 それともうひとつ思ったこと。 私がやることが尊いか尊くないかということは私が決める。 あんたの人生ではない、私の人生だ。 (過激な…

「これからどんどん変わっていきますよ」という言葉(後編)

さて、足元に忍び寄る影は、私のところで足を止め、「あんた、一人で来たんかー。高校生か?」と話しかけてきたので、丁重に「いいえ、私は高校生ではありません」」とそのミスを訂正した。 (なんのこっちゃわからん方はこちらへどうぞ…前編 ) 23歳になっ…

「これからどんどん変わっていきますよ」という言葉(前編)

―――――――――――――――――――――――――――――――― 宮城県から帰ってきました、ただいま。 今回は学会で発表するという目的のためにはるばる東北まで足を伸ばしてきました。 ひさびさに書こうという気になったので、新しくブログを開設しました。 突然なんだけれども、私は…