未定(仮)

大学院を休学して日々悶々と内省中

2017-01-01から1年間の記事一覧

重ねる

その植物がやってきたのは、私が20歳になったころのことだったから、5年前のことだったと思う。たしか、誕生日だからといって部活の同級生がプレゼントしてくれたものだったような。 もらったはいいものの、世話の方法もわからないし、そもそも世話をしなき…

プライベートとパブリックの間

彼のいうとおり移動というのは思考するのにもってこいの時間だなあと思う。 彼というのは、風のように暮らす私の先輩で、「移動」をテーマにして地域のさまざまな人とかかわりを持っている。とてもフットワークが軽くて、facebookにあげられる投稿には、いつ…

大人になるということ

我が家の日曜日の晩ごはんのメニューは必ず鍋と決まっている。どれだけ暑い夏だろうと変わらない。母親が献立を考える手間を省きたいという理由もあったのだろう、これは小さいころからの我が家のしきたりだったので「日曜の夜といえば鍋」というのが私の脳…

誰見てしゃべってんのアンタ

「あなたのためなのよ」と言いながら、自分の欲求を満たすための関わりというのが一番やっかいだ。悪意がないだけになおさら。 たまに、毒をもらったような気分になることがある。 初対面同士が集まるイベントにいくとよく出くわすマウンティング。 たしかに…

ほぐす、ゆるめる

身体について試行錯誤する時間が続いている。大学院では心理学をやってる、だけど圧倒的身体。ここ最近ずっと考えっぱなしなんだ。 今日は研究の関係で奈良のとある演劇のワークショップにお邪魔させてもらった。これが、本当にすごかった。何がと言われると…

塩梅

自分が答えを握りしめているとする。集団内の話し合いの途中でその答えを見せてしまうことにはためらいが感じられる。 自分の放つ言葉に力があると感じたとする。いい加減に放ったはずの言葉も、相手には納得顔で聞き入れられてしまうことへ怖れを感じる。 …

分かち合うために、書く

私が体験をする。 その体験した出来事について、相手にその経験の深さや質をわかってもらうためには、どんな工夫をして伝えるのがよいのか。どんな言葉を使うといいかな、話の順序はどうしたらいいかな、話をする上でどこまで前提(その出来事をとりまく周辺…

経験主義者かく語りき

エントリーしていた企業から続けざまにお祈りメールがきた、研究が全く進まない、大学院生活、教授間のダブルバインドに挟まれている…辛いし鬱だ…死にたい…という記事を書こうとしていた。だけれど、書いている途中でばかばかしくなってやめた。 高飛車なス…

身体のこと

どうやら身体があるらしい。 そんな感覚が2016年末ごろから自分のもとに訪れてきている。 容姿に気を遣うことになんてこれっぽっちの価値はない!そんな意味を込め「いやあ、どうせ体は入れ物でしかないからね」と確かに私は言った気がする。 おしゃれをして…

「ラオスにいったい何があるというんですか」

飛行機の乗り継ぎ経由地のクアラルンプール空港からこの記事を書いています。 自分の体験した出来事を文章に記すことについては、一晩置いてみたらおいしくなるカレーのようなものだで、書くまでの間にしばらく時間を置いたほうがよいと考えることもできるけ…

「読者を育てる」という視点について

読者を育てるという視点が身についた(かもしれない)。子どもの育ちに関するウェブメディアで記事を書いている。 「子どもが育つときにだいたいでるしぐさ」,たとえば「あうあう」という喃語といわれる発語,何かを指さす「指さし」の行為。情報を提供する…

Evernoteの雑記の放出1

その当時私の足を動かしていたのは、怒りや憤りだったのだと思う。 誰に対して? さあ。 2015年までの自分は「LGBTの人達が生きやすい社会をつくる」などと息巻いていた。 この息巻き感の発端は、同性の女の子を好きになった中学高校時代の経験。これいわゆ…